2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

巴紋と託宣の儀式から紐解く古代日本史。(卑弥呼と天照大神の実像)

新年に神社にお参りすると、必ずおみくじを引くと思います。これは託宣(神託)の代わり、つまり略式の参拝方法です。古式に則った正式な参拝では、巫女が神楽鈴を持って神楽を舞って、神憑りして託宣を降します。その儀式の名残が、おみくじという形になっ…

ニセ科学批判が、常識を逸脱した非行に陥っている原因について

ニセ科学批判が、常識から逸脱した叩き行為を生み出して、科学知識や科学的な物事の考え方の普及、ひいては科学の進歩を著しく妨げる、問題性を帯びたものになって暴走していることは、すでに、はてなブックマークのコメント欄の悪用問題に言及した結果、明…

発達障害とテレビ脳(プロトカルチャの顕現による自然調和した脳育環境の実現)

先月、何度か発達障害について書いたので、人工環境と発達障害に関連する重要な情報を提示しておきます。多くの一般家庭の人が注意を払っていないと思いますが、テレビは赤ちゃんの脳の発達にとって非常に有害です。テレビのような一方的に与えられるだけの…

はてなブックマークのコメント欄の乱用問題。

昨日『はてなブックマークの悪用について。ネット社会に巣食うモンスター科学評論家達』と題して、問題性を採り上げましたが、その結果、コミュニティーの倫理観が非情に脆弱で、容易に非行が連鎖することが明らかになったようです。コメント欄で、幾つもの…

はてなブックマークの悪用について。ネット社会に巣食うモンスター科学評論家達

未科学と非科学とニセ科学の区別がつかない人々、もしくはそう装った人々が、歪んだ認識を擦り付ける誹謗中傷行為を目的として、ブックマークのコメント欄を悪用しているようです。 科学者は、未開拓の領域を科学的視点から解明していくのが仕事です。とうぜ…

神社に伝わる神憑りの神事の正体を科学的視点から解明する

神社に伝承されているものの中で、最も誤解を受けやすく、間違った認識を持たれて情報が錯綜しているのが、神憑りの神事だと思います。まず、一般的な参拝方法を確認すると、1.手を洗い口をゆすいで清める.2.鈴を鳴らす.3.お願い事をする.4.おみくじを引…

勾玉・巴紋の祖型となった弥生時代の渦巻き模様と火(日)の文化。

木に錐もみすると、摩擦熱で火が起こります。古い時代の木製品は風化して残りづらい可能性もあるため、何万年前からどのような道具が火を起こすために使われてきたのか、正確に調べるのは大変でしょう。火起こしの道具の進化の歴史を観察すると、まず、1.た…

神社に伝承されている防疫技術、結界について

現在のように医療体制が充実していなかった古い時代は、日本でもシャーマニズム系の医療技術が活躍していたことは、昨日の説明である程度把握できたと思います。これは世界中の民族の古い文化に見られる傾向です。オマジナイのような民間療法がほとんどです…

神社に伝承されている技術と迷信の関係

『我々は迷信行動を行うハトになっていないか?』という面白いブログを読んで、私も医薬品の開発に関わることがあるので、民間療法や医療と迷信の関係について、少し書いてみることにしました。 医薬品の評価は、難しいものがあります。医師が「この薬は効き…

また猿騒動。雅な国風文化の中で育まれた領布(ひれ)を用いる印地撃ちの技術を復活させるときかも?

先日から、いくつか猿をめぐる話題が目につきます。猿は人間に近い種ですが、それ故に敵対関係になりやすい動物でもあるようです。今回は、猿などの動物の脅威に対処する伝統的な自衛手段について書いてみます。『サル捕獲作戦スタート 宮島 農作物被害相次…

相撲は神社に伝わる最高の格闘技ではない(朝青龍「泥酔致傷騒動」を見て思うこと)

「5度目の厳重注意、これで終わっていいの?」「親方も相撲協会も、横綱に完全になめられている。」「もっと早い時点で厳しい指導をしておくべきだったのでは。」といった意見が目につきます。でも、「今の朝青龍に、いったい誰がお灸を据えられるの?」とい…