神道 巫女

巴紋と託宣の儀式から紐解く古代日本史。(卑弥呼と天照大神の実像)

新年に神社にお参りすると、必ずおみくじを引くと思います。これは託宣(神託)の代わり、つまり略式の参拝方法です。古式に則った正式な参拝では、巫女が神楽鈴を持って神楽を舞って、神憑りして託宣を降します。その儀式の名残が、おみくじという形になっ…

神社に伝わる神憑りの神事の正体を科学的視点から解明する

神社に伝承されているものの中で、最も誤解を受けやすく、間違った認識を持たれて情報が錯綜しているのが、神憑りの神事だと思います。まず、一般的な参拝方法を確認すると、1.手を洗い口をゆすいで清める.2.鈴を鳴らす.3.お願い事をする.4.おみくじを引…

勾玉・巴紋の祖型となった弥生時代の渦巻き模様と火(日)の文化。

木に錐もみすると、摩擦熱で火が起こります。古い時代の木製品は風化して残りづらい可能性もあるため、何万年前からどのような道具が火を起こすために使われてきたのか、正確に調べるのは大変でしょう。火起こしの道具の進化の歴史を観察すると、まず、1.た…

神社に伝承されている防疫技術、結界について

現在のように医療体制が充実していなかった古い時代は、日本でもシャーマニズム系の医療技術が活躍していたことは、昨日の説明である程度把握できたと思います。これは世界中の民族の古い文化に見られる傾向です。オマジナイのような民間療法がほとんどです…

神社に伝承されている技術と迷信の関係

『我々は迷信行動を行うハトになっていないか?』という面白いブログを読んで、私も医薬品の開発に関わることがあるので、民間療法や医療と迷信の関係について、少し書いてみることにしました。 医薬品の評価は、難しいものがあります。医師が「この薬は効き…

また猿騒動。雅な国風文化の中で育まれた領布(ひれ)を用いる印地撃ちの技術を復活させるときかも?

先日から、いくつか猿をめぐる話題が目につきます。猿は人間に近い種ですが、それ故に敵対関係になりやすい動物でもあるようです。今回は、猿などの動物の脅威に対処する伝統的な自衛手段について書いてみます。『サル捕獲作戦スタート 宮島 農作物被害相次…

相撲は神社に伝わる最高の格闘技ではない(朝青龍「泥酔致傷騒動」を見て思うこと)

「5度目の厳重注意、これで終わっていいの?」「親方も相撲協会も、横綱に完全になめられている。」「もっと早い時点で厳しい指導をしておくべきだったのでは。」といった意見が目につきます。でも、「今の朝青龍に、いったい誰がお灸を据えられるの?」とい…

日本神話の中に登場する 耀姫(あかるひめ)

日本の伝統的な文化の語り手として活動する目的でつけた、耀姫というニックネームは、古事記や日本書紀の神話のなかに登場する神様の名前です。幾つかの神社にも祭られています。古事記には、阿加流比売(あかるひめ)神と書かれています。カタカナや平仮名…

耀姫のイメージ画像として人魚姿のものをアップ

セカンドライフ(メタバース)で私が使っているアバターです。可愛いらしい人魚姫の衣装を持っていたので、「王子様に会うために、海から上がってきた」という設定でパシャリ。朝日が綺麗なヨットハーバーでの一枚です。もちろん、このあとヨットに乗って遊…